そばやうどん、おせち フル回転で用意

update 2015/12/31 10:18


 年末年始の食卓に並ぶそばやうどん、おせち料理の製造がピークを迎えている。函館市内の飲食店やホテルなどでは従業員がフル稼働し、趣向を凝らした商品の準備に追われている。

 ○…そば処さんてい・柏木店(柏木町7、池田幸久店主)では、約150食を受注。道産と北米産を7対3で混ぜた香りの良いそば粉を使用し、池田店主(48)と父・幸次郎さん(77)が機械で打つ。家庭でゆでた時にくっつかないよう、池田店主の妻・由紀子さんが多めの打ち粉とともにパックに詰めていた。

 池田店主は「1年の締めくくりに当店のそばを食べてもらえることがありがたい。1年の感謝を込めて打っている」と話す。

 31日も店頭で年越しそばを売るほか、営業は午前11時〜午後3時、同5時〜同7時半。エビやカニ、穴子などの天ぷらがついた「大晦日(おおみそか)そば」(税込み980円)を限定50杯販売する。

 ○…手打ちうどん そば 上野(湯川町1、上野亨店主)では、鍋焼きうどんセットが好評。よく練り込んだコシのあるうどんのほか、餅やホッケのすり身、豚ロースなど食材12品、カツオやサバ節など数種類をブレンドしただしが入っている。だしは1976年の創業以来変わらない、こだわりの味だ。

 今年は年越しそばと合わせ、常連客を中心に約200食の予約を受けた。上野店主(60)が心を込め、全て手打ちで提供する。

 同店は「鍋に残っただしに白米と卵を入れておじやに、最後にチーズを入れて和風リゾットにして3度楽しむのがお薦め」とする。

 31日の店頭営業は午前11時〜午後4時。

提供 - 函館新聞社

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