各地で新幹線開業100日前祝う 太平洋セメントが時計塔寄贈

update 2015/12/18 10:27


 来年3月26日の北海道新幹線開業まで残り100日となった17日、道南各地や東京都などで関連イベントが開かれ、地域住民や関係者が間近に迫った開業を心待ちにする姿がみられた。

 【北斗】太平洋セメント(東京)が北斗市に寄贈したステンレス製3面時計塔(高さ5・2メートル)について、17日に新函館北斗駅前で贈呈式と除幕式があった。道南新時代の時を刻む新たなモニュメントの完成を約40人が祝った。

 同社上磯工場(谷好)は創業125年の歴史を有しており、地域貢献の一環として、新幹線の始発・終着駅となる同駅前に時計塔を設置した。

 駅舎、駅前ロータリー、立体駐車場方向に3面の時計が付くほか、駅舎側のみ温度計も設置されている。事業費は1000万円で、デザインは市と協議して決めた。

 式典で倉崎昌副社長が「駅舎に降り立った人たちに北海道の自然の良さ、厳しさを知って旅情を感じ取ってほしい。利用客に役立てば」とあいさつ。高谷寿峰市長に目録を手渡した。高谷市長は「重厚な中にも近代的で、駅舎にマッチした時計塔だ。本当に早く開業してほしい」と述べた。

 倉崎副社長や高谷市長ら6人が除幕し、真新しい時計塔が披露された。最後に全員で記念撮影し、開業に期待を膨らませた。

 式典後、高谷市長は開業まであと100日に関し「ワクワクしている。しっかりと準備を行い、おもてなしの精神でお客さまを迎えられるよう万全を期したい」と話した。

提供 - 函館新聞社


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