函館2誌が最優秀賞、日本タウン誌・フリーペーパー大賞
update 2015/11/29 10:26
日本地域情報振興協会(東京)が主催する「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2015」の受賞媒体が28日に発表され、コミュニティー部門賞で北海道国際交流センター(HIF)の「ボラット」、グルメ部門賞で函館新聞社の「ハコラク」がそれぞれ最優秀賞に輝いた。5回目の今年は、全国から276誌の応募があった。(半澤孝平、稲船優香)
■ボラット
函館のボランティアとコミュニケーションを考えるコミュニティー誌「ボラット」の発行人を務める池田誠さんは「メーン事業の国際交流活動を支援してくれるホストファミリーなどのボランティア活動を発信してきた成果が認められ、うれしい」と喜んだ。
同誌は2004年3月創刊の季刊誌で、今年9月までに既刊47号を数える。5000部発行し、市内の公共施設や店舗、道外のNPOなどに無料で配布している。編集に関わるスタッフは現在5人。今年3月に全カラーページで新装刊したほか、毎号テーマを決めて統一感を出すなど、読み物としての魅力づくりに取り組んでいる。
編集スタッフの1人、松倉亜希子さんは「これからもボランティアをしたい人と探している人をつなぐ誌面づくりをしていきたい」と意気込んだ。
コミュニティー部門賞は、趣味など同じ志向を持つ仲間同士の情報交換に役立つコンテンツや、デザインなどの表現力に優れた媒体に贈られる。
■ハコラク
道南エリアの2市16町をカバーするフリーペーパー「ハコラク」は、月1回新聞購読者に配布するほか、商業施設や銀行、飲食店など約550店に設置。佐藤史子編集部長は「読者や広告協賛を頂いている企業のおかげ。初めての応募で受賞でき、うれしい」とほほ笑む。
食の宝庫である道南。人を幸せにするグルメ紹介には、特に力を入れている。常に新鮮な情報を追い求め、味はもちろん、店を切り盛りする人の表情や奮闘ぶりを伝えるよう心掛けているという。読者の食欲をそそる写真を散りばめながらも、すっきり見えるレイアウトにこだわる。
09年の創刊時は90ページだったのが、今では130〜140ページに。今後も内容の充実を図る構えで、佐藤編集部長は「北海道新幹線の開業を間近に控え、さらなる穴場を掘り起こしていきたい。道南の活性化には飲食店の盛り上がりが欠かせない。その一助となれるよう、応援団としての役割を果たしたい」と意欲を示している。
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