イルミナシオン映画祭シナリオ大賞、よしおさんグランプリ

update 2015/11/25 10:19


 函館港イルミナシオン映画祭実行委員会は24日、「第19回シナリオ大賞」の最高賞(グランプリ)函館市長賞に、兵庫県西宮市のスポーツセンター指導員よしおよしたか(本名・謝花喜天(ざはなよしたか))さん(41)の作品「時子」を選んだと発表した。授賞式は12月4日に金森ホールで行われる。

 今年は全国から93作品が寄せられ、実行委が選考した10作品を荒俣宏さん(作家)、大森一樹さん(映画監督)、河井信哉さん(映画プロデューサー)の3人が18日、最終審査した。

 よしおさんの作品「時子」は、40歳の男女4人がマッチの炎から現れた不思議な少女「時子」にまつわる30年前の不思議な出来事を通して再び「生きる力」を分かち合い、人生に向き合うストーリー。函館大火などのキーワードも登場する。よしおさんは「受賞の一報に驚き、今はうれしさがこみ上げている」と喜んでいる。

 準グランプリは千葉県千葉市の太田野歩(のっぽ)さん(61)の「ブリキのジープ」が選ばれた。同大賞は函館の街から新しい映画や人材を全国に発信しようと、1996年度から続いている。

提供 - 函館新聞社

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