高次脳機能障害への理解を 来月4日トークライブ

update 2015/11/24 10:13


 函館市栄町のライブカフェ「マーキーズカフェ」は12月4日午後7時から、高次脳機能障害への理解を深めるトークライブを市芸術ホールリハーサル室で行う。高次脳機能障害を抱えた小林春彦さん(東京)が「18歳のビッグバン〜見えない障害を抱えて生きること」と題し講演する。

 同店オーナーで高次脳機能障害を持つ真島輝(あきら)さん(34)と妻章子さん(36)が企画。章子さんがフェイスブック上で小林さんと知り会ったのがきっかけで、小林さんの新刊「18歳のビッグバン〜見えない障害を抱えて生きるということ」の出版記念として函館でのトークライブを開催する。

 小林さんは18歳のとき脳梗塞で倒れ、身体障害となった。現在は東大先端科学技術研究センターに従事する傍ら、全国で見えない障害≠フ啓発活動を行っている。

 輝さんも2013年3月、交通事故で右半身まひの後遺症を負った。今は自力歩行ができるまで回復し、音楽活動に力を入れている。トークには輝さんと章子さんも参加し、同じ当事者を抱える家族の立場から話をする。

 章子さんは「高次脳機能障害は世の中であまり知られていない障害なので、当事者の生の声を届けたい」と話す。入場料1000円。会場で小林さんの新刊も販売予定。問い合わせは同店(TEL0138・76・7870)へ。

提供 - 函館新聞社

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