「のれん」で飲酒運転撲滅 協力店に取り付けへ

update 2015/11/21 10:07


 飲酒運転の撲滅に向けて、函館市内の交通安全組織と飲食業関係者が啓発メッセージ入りの特製のれんをつくった。12月から140を超える協力店で取り付けられる予定で、まちの安全づくりに生かす。

 のれんは藍色(90センチ×60センチ)で「飲んだらのれん 飲酒運転根絶キャンペーン」と明記。函館地方安全運転管理者事業主会函館中央支部(鍵谷良一支部長)と函館社交飲食連合会(川村隆夫会長)、函館中央署(堀内巖署長)の3者間による活動で、20日に同署で覚書を交わした。

 鍵谷支部長は「活動の呼び掛けに対して飲食業と中央署が協力してくれたことがうれしい」、川村会長も「のれんを各店舗で活用するなどして飲酒運転を無くしていく」と力を込める。

 同署管内の飲酒運転がからむ人身交通事故件数は、19日現在で前年比8件増の12件。全国でも飲酒による死傷事故が絶えず、堀内署長は「飲酒運転の撲滅には警察のみの力ではなく関係機関の協力が不可欠。この覚書の締結が、さらなる飲酒運転を許さない社会環境づくりの強化になることを願いたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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