黄金色 鮮やか 数の子出荷ピーク
update 2015/11/21 10:07
函館市内の水産加工場で、正月料理に欠かせない数の子の出荷が最盛期を迎えている。市水産加工業協同組合(宝来町16、竹田英二組合長)の従業員約20人が大きさや形を確認しながら、作業に追われている。
北洋産ニシンの卵は、血抜きや塩水につけるなどの加工を経て、美しい黄金色の数の子に仕上がる。正月用として10月末ごろから、主に道外の卸売市場へ出荷している。
1ケース300〜500グラムの数の子は、多い時で一日50ケース生産される。手作りで行うため、生産量は限られるという。このうち贈答や正月用は全体の約8割を占める。価格は2000円から高級品で1万円を超えるものもある。
同組合の営業主任大川智史さん(31)は「数の子はドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)を多く含む。
伝統的な食べ物でもあり、正月はもちろん年間を通して家族一緒に食べてもらいたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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