飾り付けきらびやか 元町ホテルで点灯式

update 2015/11/21 10:06


 日本のクリスマスツリー発祥の地として伝えられる函館市大町4の函館元町ホテル前で20日、記念ツリーの飾り付けと点灯式が行われた。駒止保育園(船見町、加我真佐子園長)の園児20人も参加し、一足早いクリスマスムードを楽しんだ。

 この場所は、初代駐日ロシア領事ゴシケビッチの日記などから、1858(安政5)年に、国内で初めてツリーが立てられたとされている。函館の体験学習を進める「白浜クラブ」(木村マサ子代表)が2011年から毎年ツリーを設置し、点灯している。

 今年はモミの木にトドマツの間伐材を組み立てた高さ約5メートルのツリーを16日に設置した。園児は雪だるまや長ぐつ、スティックなど紙で作った飾り物約60個をツリーに取り付けた。点灯式に移り、電飾が点灯すると園児は歓声を上げ「赤鼻のトナカイ」を合唱。飾り付けのお礼に同ホテルの遠藤浩司代表(55)がお菓子をプレゼントした。

 木村さん(70)は「子どもたちの古里の思い出になればと思いやっている。市民のツリーがあちらこちらで見られるようになればいいですね」と話していた。来年1月15日まで夜間(日没から午後10時半まで)、電飾を点灯する。

提供 - 函館新聞社

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