かいせい東川目指せ大賞 障害者のパン・菓子作りコン

update 2015/11/19 10:14


 障害者のパン・菓子作りコンテスト、チャレンドカップ2015(実行委など主催)の焼き菓子部門に「道南産かぼちゃのシフォン」でエントリーした「かいせい東川」(函館市東川町1)の利用者チームが2次審査を通過し、28日に横浜市で開かれる決勝大会に出場する。3回目の挑戦で初の大舞台に臨むメンバーは「大賞目指して頑張ります」と健闘を誓っている。

 同コンテストは「障害者の励みに」と、横浜市内のパン、菓子職人や福祉関係者らが中心となって企画し、2003年から隔年で開催。7回目の今回は国内各地から55チームが応募し、パン、焼き菓子両部門で計16チームが決勝大会に進んだ。

 かいせい東川は、函館市内の社会福祉法人「かいせい」(松田由美子理事長)が運営する就労継続支援B型事業所で、パンやシフォンケーキ、クッキーなどを製造、販売している。

 コンテストにはシフォンケーキ作り担当の4人がチームを作って出場した。出品したシフォンケーキは、森町の農家から直接仕入れたカボチャを使用し、ふっくらとした食感に仕上げた自信作だ。サービス管理責任者の山崎和也さん(38)は「たくさんの人に食べてもらいたいとの思いで作った。シンプルかつ味にもこだわった成果が評価されてうれしい」と話す。

 決勝大会は横浜市内の国際フード製菓専門学校で開かれる。各チーム制限時間内に作品を調理し、審査員が工程や作品の出来を審査し、大賞など各賞を決める。メンバーの1人、真田翔子さん(21)は「決勝大会に進めてうれしい。みんなで助け合いながらおいしいシフォンケーキを作ります」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社

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