道南スギ利用促進交流会

update 2015/11/15 10:46


 【木古内】道南地域の主要な森林資源となっているスギへの関心を高める「北海道新幹線木古内駅開業記念 道南スギ利用促進交流会」(道南スギ産地形成推進協議会など主催)が14日、町内で開かれた。近隣の2市7町から134人が参加、道内における道南スギの利用状況を学ぶとともに、北海道新幹線木古内駅と町観光交流センター「みそぎの郷きこない」を見学した。

 建築物や住宅材などへの利用促進と「地材地消」に向けた意識の醸成を図ろうと開催した。

 町まちづくり新幹線課の福田伸一課長は、木古内駅周辺整備の概要を説明。道内における道南スギの利用状況について、渡島総合振興局西部森林室普及課の増本照夫さんが「渡島西部4町の一般民有林でスギは78%と一番多い」と話し、道南スギを使った渡島・桧山管内の学校や公共施設を紹介した。

 その後、開業前のため関係者以外は入ることができない同センターと新駅舎を見学。参加者はスギ材特有の香りとぬくもりを実感しながら、楽しく見て回った。駅舎では偶然、試験走行中の新幹線が停車している一幕もあり、開業への期待感をより一層高めていた。

 町内の主婦、二戸美姫子さん(72)は「(両施設ともに)スギがたくさん使われた立派な内装でびっくり。木古内町民として、今後の新幹線効果に期待したい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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