道南太平洋 スケトウ漁大不振
update 2015/11/13 10:13
10月に解禁された道南太平洋(渡島、胆振、日高管内)での、今季のスケトウダラ刺し網漁が大不振だ。10月の渡島はしけ多発で操業回数が減ったことに加え、群れが薄く漁獲も伸びなかった。11月も10日現在、水揚げは好転していない。渡島は来遊が見込める年内が勝負だけに、今後の巻き返しを願う声は強い。
渡島総合振興局によると、渡島の10月の漁獲量(速報値)は前年比48%減の1583トン。操業回数は前年(23回)の7割となる16回にとどまった。水産課は「台風・低気圧の影響でしけが多く操業回数が少なかった。また、操業1回当たりの漁獲も伸びなかった」と説明する。
漁協別水揚げ量は砂原84トン、鹿部536トン、南かやべ714トン、えさん249トンと総じて少なかった。11月以降も渡島の漁獲量は386トン(10日現在)と伸び悩んでいる。
一方、渡島の10月の平均単価は1キロ116・3円(速報値)と数量減単価高で推移。11月1〜10日も145・3円と3桁を維持しており、同10日には181・4円の高値を付けた。
10月の渡島、胆振(1452トン)を合わせた道南の漁獲合計は3035トン。渡島、胆振の10月採捕量上限8000トンに対し、消化率は37・9%。スケトウの資源量自体に問題はなく、同課は「漁業者によると、近くまでは群れが来ているようだが、深い場所に魚がいるので、網が刺せない状況。今後の好転を願うばかり」としている。
不振の原因について、道総研函館水試の武藤卓志主査は「水深約200メートルの水温が平年より1〜2度高く、魚が深みにいるためではないか」と話している。
その他の新着ニュース
- Xマスイブに幼児保護した大木さん 家族の安心と幸せもお届け...2015/12/31
- そばやうどん、おせち フル回転で用意...2015/12/31
- ペットも年末慌ただしく...2015/12/31
- 函館の元日は曇り...2015/12/31
- 新幹線開業記念福袋、2016万円の住宅も...2015/12/30
- 年の瀬、市場活気...2015/12/30
- 千歳町電停付近で市電が脱線...2015/12/30
- 正月用餅作りがピーク...2015/12/30
- ラ・サール初戦敗退、全国高校ラグビー...2015/12/29
- 高校ラグビー ラ・サール善戦、OBら全国から500人...2015/12/29
- 年末年始 事故、犯罪に注意を...2015/12/29
- 道南の官公庁で仕事納め ...2015/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。