「ななみつき」初競り5万円

update 2015/11/7 10:39


 七飯産のブランドリンゴ「ななみつき」の初競りが6日、函館市青果物地方卸売市場であり、きり化粧箱入り7玉が昨年と同じ5万円の高値で取引された。

 午前7時半に始まった初競りには、きり化粧箱(7、8、9玉)3ケース、段ボール化粧箱(8、9玉)10ケースの計13ケースが並んだ。東一函館青果の売り場には競り人の威勢のいい声が飛び、ほかのきり化粧箱は8玉4万円、9玉3万円で落札。丸井今井函館店、棒二森屋、かね万むさしや本店の店頭に並んだ。

 「ぐんま名月」という品種で、町果樹組合ななみつき部会(宮田宏之部会長、14戸)が基準に合った果実をななみつきとして出荷。2007年から町内で栽培がスタート、蜜入りで甘みが強くジューシーな果汁が特徴で、実は黄色で少し赤みが差す。

 JA新はこだて七飯基幹支店によると、今年は台風の影響で傷果が目立ち、製品率が低いというが、「糖度は問題なく、玉伸びもいい」としており、昨年を上回る7〜8トンの出荷を見込んでいる。

提供 - 函館新聞社

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