市内でお歳暮商戦スタート

update 2015/11/6 10:18


 11月に入り、函館市内・近郊の百貨店や大型スーパーでお歳暮商戦がスタートした。個人消費の回復を背景に、高価格帯の品ぞろえを強化する店も。高級ワインや地元特産品などこだわりの品を並べ、売り上げ増を狙う。各店ではピークを今月下旬から来月上旬とみている。

 棒二森屋(若松町)は5日、本館7階にギフトセンターを開設。開店前には恒例の出陣式を開き、約50人の従業員が菊田弘美副店長の音頭で「ガンバロー」を三唱。力強くこぶしを掲げた。

 首都圏を中心に展開する高級スーパー「成城石井」とタイアップしたオリジナルのワインセット(5000円、8000円)など670種類を用意。担当者は「9月のリニューアル以降、ワインの売り上げが伸びているので今年の目玉に据えた」としている。

 丸井今井函館店(本町)は12日に特設コーナーを設置し、昨年と同じ約1900点を並べる予定。来年3月26日の北海道新幹線開業を見据え、地元産品を集めた「函館・道南ギフト」を展開する。担当者は「地域のおいしいものを買い求める客のニーズに応えたい」と話す。

 テーオーデパート(梁川町)は7日から。海産物を中心に約700種類を取り扱う予定という。売れ筋は4000円前後とみており、「景気回復を見込んで1万円前後の品ぞろえも強化した。単価が上がることを期待したい」とする。

 イオン北海道は道内40店舗で「函館・道南ギフト」を特集。人気のハムやラーメン、銘菓などを紹介している。上磯店(北斗市七重浜)では10月末から店内にカタログと商品を並べており、3000〜3500円のビールや食品の売れ行きが良いという。

提供 - 函館新聞社

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