「ホテル入川」跡地にサ高住
update 2015/11/4 10:10
札幌市の建設会社北央産業(鈴木要社長)が、昨年閉館した函館湯の川温泉地区の「ホテル入川」(湯川町3)跡地に、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の建設を計画していることが3日までに分かった。現在、建物の解体準備を進めており、来秋にも開設させる。
同社は9月末に源泉付きの土地約3300平方メートルを取得。同社はこれまでに、道内でサ高住6施設を設置しており、函館市内では「ケアヴィレッジほくおう湯の川」(湯川町3)に次いで2カ所目となる。
建設予定のサ高住には温泉施設を設ける計画で、道内でサ高住やグループホーム、デイサービスなどの高齢者施設を展開している同社の関連会社「ほくおうサービス」が経営する見通し。
同社関係者は「来年3月に北海道新幹線が開業することや、温泉街に立地していることなど、遠くに住む家族が訪れやすい環境にある。関連施設が近くにあるので連携も取りやすい」としている。
ホテル入川は1962年創業で、100年以上の歴史を持つ料亭「割烹入川」の流れをくむ宿泊施設として地域住民からも愛されてきたが、売り上げの落ち込みが続いたことから昨年10月末に閉館した。
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