運賃が現行の1.3倍に、道南いさりび鉄道

update 2015/10/27 10:29


 来年3月26日の北海道新幹線開業に伴い、JR北海道から江差線五稜郭―木古内間37・8キロの運行を引き継ぎ営業を始める第三セクター会社「道南いさりび鉄道」(函館、小上一郎社長)は26日、道運輸局に運賃の上限額を認可申請した。普通乗車券、定期券とも現行のJR運賃に比べ約1・3倍に設定。JR函館駅まで乗車する場合は初乗り運賃が二重に掛かるため、双方が乗り継ぎ割引を導入し最大1・48倍に抑えた。12月中にも国の認可が下りる見通し。

 上限額を実質運賃として運行する。運行本数やダイヤは、北海道新幹線のダイヤ決定に合わせて年内に発表する。

 普通乗車券の初乗り運賃は190円。現行の1・3倍で試算すると220円になるため、利用者の負担を考慮して値上げ幅を圧縮。五稜郭―木古内間は現行より120円値上がりして960円。

 乗り継ぎ割引は、木古内から函館まで普通乗車券を買う場合、現行840円で、JRの初乗り運賃を加えると1170円だが、割引後は1110円となる。主な駅間の割引後運賃は上磯―函館380円、久根別―函館340円、七重浜―函館300円。

 道南いさりび鉄道は開業から10年間で23億円の赤字を見込んでおり、地元客の利用促進のほか、観光客を取り込む方策が求められている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです