花田君が童謡歌唱コン全国大会へ

update 2015/10/25 10:25


 歌唱力や発音、表現力などを競う寛仁親王牌第30回全国童謡歌唱コンクール(日本童謡協会ほか主催)の全国大会・子ども部門に、函館柏野小3年の花田真一郎君(8)が出場する。花田君は、これまで全道大会に4度出場してきたが、全国大会は初めて。本番を前に、函館市東山の声楽家石丸典子さんが指導する音楽教室で、仕上げの練習に熱を入れている。

 歌同大会は子ども、大人、ファミリーの3部門に分かれ、出場者は課題曲から1つを選んで2分以内で童謡を歌唱する。テープ審査で各部門7組を選び、北海道など全国7ブロックの最優秀賞受賞者が、11月3日の全国グランプリ大会(東京・EXシアター六本木)に出場する。

 歌花田君は3歳から歌を始め、同コンクールには4歳の時から出場。毎年全道大会に進出したが、これまで2位の優秀賞に甘んじてきた。今年は、谷川俊太郎作詞の童謡「誰も知らない」で挑み、全国大会への切符を手にした。「歌うことで聞いた人がうれしくなるのが楽しい。今回の歌は歌詞が面白いので緊張するけど楽しんで歌いたい」と笑顔を見せる。

 歌自分しか知らない秘密の話を、そっと打ち明けるようなユーモアのあふれる内容は、指導する石丸さんによると「花田君の天真らんまんなキャラクターに合った歌」という。「彼の持ち味を生かしながら、最高賞の金賞を目指して練習に臨んでいる」と話す。

 歌練習は、本番直前に少し時間を増やすほかは月3回、一回につき30分程度のペースを維持しながら進めている。

提供 - 函館新聞社

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