巨大な船体 豪快に海へ…函館どつく進水式

update 2015/10/20 10:22


 函館どつく函館造船所(函館市弁天町)は19日、新造船「ベルゲ・アサヒダケ」(2万1550トン)の進水式を同造船所で行った。約600人の市民が詰め掛け、新しい船が海に向かって豪快に進む姿に歓声を上げていた。

 新造船は、マーシャル諸島共和国の海運会社が発注した全長約180メートル、幅30センチの木材兼ばら積貨物船。燃費性能に優れたエコシップで、8月下旬から名村造船所(大阪)と共同で建造。内装工事などを経て、12月中旬に引き渡す。

 進水式では、造船所と船をつなぐロープが切断され、巨大な船体が紙テープをなびかせながら海に進み出すと、観客から拍手と歓声が沸き上がった。

 授業の一環で見学に訪れた市立函館高校1年の佐藤亜紀さん(16)は「思っていたよりも船が大きくて迫力があった。貴重な体験ができて良かった」と話していた。

 同社では現在、本年度5隻目となる新造船を手掛けており、12月中旬の進水を予定しているという。

提供 - 函館新聞社

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