産業道路の渋滞緩和 函館―赤川IC延伸効果まとめ

update 2015/10/14 10:16


 函館開建は13日、今年3月14日に開通した函館新外環状道路函館インターチェンジ(IC、函館市桔梗町)―赤川IC(同市赤川町)間2・4キロの延伸効果をまとめた。この区間の利用により、道道函館上磯線(産業道路)で発生していた朝方の渋滞が約5割減り、夕方の渋滞が解消されたことが分かった。

 産業道路の渋滞長は開通前の昨年9月18日と開通後の今年9月10日を比べたところ、朝方(午前7〜9時)は開通前で250メートルの渋滞が発生していたが、開通後は130メートルに縮小。夕方(午後5〜7時)は開通前が100メートルだったのに対し、開通後はゼロになった。また、産業道路、市道赤川石川線、市道美原学園通では12時間あたりの交通量が計約9000台減り、新外環状道路へ乗り換えたことを裏付けている。

 市道赤川石川線は交通量が約4割減少し、開通前(2010〜14年4〜8月)の人身事故件数(年平均)が2・4件だったのに対し、今年4〜8月はゼロとなり、通学路の安全が高まった。  今月から函館空港〜大沼国定公園間のシャトルバスが新外環状道路を利用するルートとなり、所要時間が7分短縮する効果も出た。

 函館IC周辺のアクセス向上に伴う広域商圏を見据え、今年12月に七飯町に大型スーパーの出店が予定されているほか、スーパーの移動販売車拠点が2店舗でカバーしていたエリア(大沼地区、川汲・鹿部地区)が開通後は1店舗で回れるようになった。

 函館開建は「ほぼ予定していた効果が出た。認知度が高まり、徐々に交通量も増えてきていると思う」(道路計画課)とする。

提供 - 函館新聞社


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