地元食材の魅力PR 高校生グルメコン 上磯が商品企画賞

update 2015/10/12 10:20


 【札幌】全道の高校生が地域の食材を使った創作料理を競う「高校生チャレンジグルメコンテストinHOKKAIDO」(実行委主催)が11日、札幌市で開かれた。道南からは上磯高と函館大妻高が出場。上磯高が商品企画賞を受賞し、札幌市内のカフェで販売されることが決まった。時折強い雨が降る中、両校の生徒は懸命に声を張り上げ、地元の魅力を存分にPRした。

 イベントは3回目で、1次審査を通過した10校が出場。プレゼンや販売を行い、味や外観、接客態度などで来場者と審査員がジャッジした。

 初出場の上磯高は、北斗産のホッキ貝や豆腐、道南のブランド米「ふっくりんこ」などを使った「ホッキライスバーガー」を販売。「豆腐とホッキがうまく融合している」と評価を受け、見事入賞を果たした。

 リーダーの平本健太君(18)は「良い経験になった。新幹線開業後に新函館北斗駅で商品化できれば、売る自信はある」と笑顔。商品は札幌市東区のカフェ「ベジタブルクロス」で今月中旬から11月まで販売される予定。

 函館大妻高は、食物健康科の3年生5人が挑んだ。イカのすり身をジャガイモで包んだいももちと、カレー風味のライスボールがメーン。イカや野菜をふんだんに使用したスープと共に「道南コラボールセット」として提供した。

 リーダーの坂本志音さん(18)は「仲間と一緒に悩み、考え、一つのものを完成させたが、入賞できなくて悔しい。来年は後輩に大賞を取ってほしい」と涙ながらに語った。

 最高賞の「チャレンジグルメ大賞」は三笠高の「メロンメロンスープカレー」が獲得した。

提供 - 函館新聞社

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