ワインの仕込みピーク、はこだてわいん
update 2015/10/7 10:13
【七飯】はこだてわいん(尾山政美社長)で、ワインの仕込みが最盛期を迎えている。ブドウの甘い香りに包まれた町内上藤城の工場では、社員が良質なワインの製造を目指し、作業に精を出している。
仕込みは、例年とほぼ同時期の9月19日から開始。同社が仕込みに使うブドウの大半は、厚沢部町や後志管内余市町の契約農家から届けられる。
6日は、同管内仁木町の農協から届いた白ワイン用の「ナイアガラ」約7トンを作業員が、次々とベルトコンベヤーに載せていた。機械で茎を取り除き、搾った果汁は醸造用タンクに貯蔵。酵母を入れて約3週間発酵させた後、需要に応じて瓶詰めされる。
温度管理など醸造過程の作業は、高い技術を持つベテラン社員が担当。ブドウの糖度は品種や天候条件によって異なることから、細心の注意を払っているという。佐藤恭介部長は「今年は日照と寒暖差の条件がそろい、例年よりブドウの品質は良い」と話す。仕込みは11月上旬まで続く。
提供 - 函館新聞社
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