函館商工会議所120周年で式典

update 2015/9/29 10:18


 函館商工会議所(松本栄一会頭)の創立120周年記念式典が28日、函館市内のホテルで開かれた。会員や来賓ら約500人が出席。節目の年を盛大に祝うとともに、北海道新幹線開業を契機とした地域経済の発展に向け、決意を新たにした。

 同会議所は1895年9月29日に設立。北海道初、全国で41番目の商業会議所として発足した。1928年に函館商工会議所に改称。2010年に第25代会頭として就任した松本会頭は「南進政策」を掲げ、企業の本州進出や青函連携に力を入れている。

 式典で松本会頭は、「地域の悲願だった北海道新幹線が来年3月26日に開業する。商工会議所が先頭に立って関係機関と手を組み、道内各地域や東北・北関東などとの広域連携による商圏拡大に取り組みたい」とあいさつ。

 来賓の高橋はるみ知事は「新幹線の開業効果を地域の発展につなげていくために、商工会議所の役割には一層期待が寄せられている」、道商工会議所連合会の高向巌会頭は「地方創生の実践に向けてさらに結束を強め、従来にも増して活発な事業を展開してほしい」とそれぞれ祝辞を述べた。

 式典後には、日本総合研究所の寺島実郎理事長が「時代の潮流と日本の進路」と題して記念講演を行ったほか、祝賀会も開かれた。

提供 - 函館新聞社

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