函館市が10月から女性相談窓口

update 2015/9/29 10:17


 函館市は10月1日に、妊娠や出産、子育てなど女性が抱える悩みに対応するワンストップ窓口「マザーズ・サポート・ステーション」を市総合保健センター内(五稜郭町23)に開設する。助産師、保健師の資格を持つ専任の母子保健相談員が、同センターに妊娠届出書を提出した全市民を対象に相談面接を行うほか、電話やメールを通じて相談を受け付ける。出産前後にわたる切れ目のない育児支援につなげる。

 窓口は同センター1階に設置し、天井には「マザーズ・サポート・ステーション」と書かれたピンク色のパネルが取り付けられた。面接では「妊娠中や出産後に相談できる人はいますか」「妊娠中の体調」「経済面の不安があるか」などを聞くアンケートを実施。回答に沿いながら相談員が妊婦の悩みを聞き、アドバイスするほか、若年出産など経過の観察が必要な場合は、市の母子保健課が対応を引き継ぐ。

 窓口には子育てに関するパンフレットやリーフレットを用意。また、出産前後の相談に対応する窓口を一元化したことで、子育てと仕事の両立など他部署にかかる場合も、担当部署を迅速に紹介することが可能となる。

 昨年度、妊娠届出書の提出後、母子健康手帳を交付した市民1798人(再交付を含む)のうち、34・5%にあたる620人が同センターで受け付けしている。窓口業務を行う専任の女性相談員は「ぜひ総合保健センターで受け付けを行い、面接を受けてほしい。ゆっくりと時間をかけて相談に乗りたい」と話し、利用を呼び掛けている。

 問い合わせは同窓口(TEL0138・32・1565)。ファクス(32・1506)、メール(mothers@city.hakodate.hokkaido.jp)での相談も可能。

提供 - 函館新聞社

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