浜桂子さんが函館舞台の新曲「別れの海峡」

update 2015/9/26 10:28


 高知県を拠点とする歌手浜桂子さんが、函館を舞台にした新曲「別れの海峡」を徳間ジャパンコミュニケーションズから発売した。作詞は市内在住の梶原佑倖さんが「高橋操」名義で担当した。浜さんは「ずっと残る歌にしていきたい」とPRしている。

 浜さんは高地県南国市出身で今年がデビュー30周年。2年前に新幹線で偶然乗り合わせた梶原さんと意気投合し、昨年12月に初めて函館を訪れた。「海霧が立ちこめている風景や小雪がちらつく中でみた夜景がきれいでとりこになった」と話す。

 梶原さんが短歌の投句を趣味にしていることを知り、函館を舞台にした歌詞を書いてほしいと依頼。歌は「想いを散りばめ 煌(きら)めく夜景」で始まり、立待岬、五稜郭など函館の情景に男性を思う女性の心情を重ねた。浜さんは「歌詞の一字一句すべてが好き。詞が良くなければ歌い手も力が入らない。いい曲とアレンジもついてきた」と新曲の手応えを話す。

 梶原さんは昭和の古き良き時代の景色や今も変わらない函館の人々の思いを込めたという。偶然の出合いが生み出した曲について「函館の名前が入った歌ならと引き受けた。曲の仕上がりに感激しました」と話す。

 浜さんは10月7日まで市内に滞在予定で、新曲のPR活動を行う。浜さんは「歌いやすいのでカラオケで広めてもらえたら」としている。CDは1204円(税抜き)。

提供 - 函館新聞社

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