アクセス列車1日16往復
update 2015/9/17 10:20
JR北海道は16日、来年3月26日の北海道新幹線開業に合わせ、函館―新函館北斗間を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」を1日16往復運行すると発表した。また、函館―札幌間の特急「スーパー北斗」「北斗」は、現在の9往復から12往復に増便する。一方で、特急「スーパー白鳥」「白鳥」(いずれも函館―新青森)と急行「はまなす」(札幌―青森)、寝台特急「カシオペア」(札幌―上野)の運行は、来年3月で取り止める。
はこだてライナーは、すべての北海道新幹線と接続を図り、函館―新函館北斗間を最短17分で結ぶ。通常時は3両編成(定員441人)で運行し、開業時や繁忙期は6両編成として、輸送力の強化を図る。
函館―札幌間の特急列車は、新函館北斗駅を早朝、深夜に発着する便を除いたほとんどの新幹線に接続し、利用客の利便性を図る。
一方、カシオペアの廃止で、本州と北海道を結ぶ寝台特急は全て姿を消す。新幹線開業に伴う青函トンネルの架線電圧の変更により、客車をけん引する現在の機関車が使用できなくなるためで、はまなすも同様の理由で廃止となる。
ただ、1999年デビューのカシオペアをめぐっては、運行期間が16年とまだ短いこともあり、JR東日本鉄道事業本部の赤石良治営業部長は「廃車する計画はなく、本州内で走らせるなど活用方法を考えたい」としている。
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