函館市、高齢者インフルワクチン接種、自己負担額値上げへ

update 2015/9/17 10:19


 函館市議会第3回定例会は16日も一般質問を継続、7氏が質問に立った。市保健福祉部は10月から行う高齢者インフルエンザワクチン予防接種事業に関し、本年度から使用するワクチンの価格上昇に伴い、これまで1000円としていた自己負担額を値上げする方針を明らかにした。

 池亀睦子氏(公明党)の質問に、藤田秀樹保健福祉部長が答えた。

 高齢者のインフルワクチン予防接種は市内に住む65歳以上と、身体障害者1級相当の機能障害を持つ60〜64歳を対象に2001年度から実施。10月1日から12月31日までを実施期間として、自己負担額は事業開始当初から1000円を維持してきた。

 一方で、厚生労働省は本年度から、これまでのインフルエンザ3種類に対応するワクチンに代わり、過去の流行状況を踏まえて4種類に対応するワクチンの導入を決定している。

 「自己負担額に変更があるのか」とただした池亀氏に対し、藤田部長は「本年度から使用されるワクチンは従来の価格より高くなる。自己負担額は上げざるを得ない状況」との見解を示したが、上昇幅については言及しなかった。また、市民税非課税世帯はこれまで通り自己負担を免除するとした。

提供 - 函館新聞社

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