函館スイーツコンテスト、長崎さんグランプリ
update 2015/9/6 10:24
若手菓子職人らが腕を競う函館スイーツコンテスト2015(函館洋菓子協会主催)が5日、函館市内で開かれた。審査の結果、洋菓子部門はシュウェットカカオの長崎修丈さん(28)、土産品部門はドゥ・エ・タンドゥルの藤井昌幸さん(43)、ジュニア部門は同社の永川舞さん(19)がグランプリに輝いた。
北海道新幹線開業を見据えて、函館スイーツ全体の魅力向上や新たな土産品開発を目的に毎年開催。洋菓子部門に11点、土産品部門に9点、ジュニア部門に35点の参加があった。審査委員長は日本洋菓子協会連合会公認技術指導員の武藤修司さんが務め、函館洋菓子協会の小川一彦会長らプロと一般の審査員を含めて、デザイン性や味覚、独創性などを審査した。
長崎さんのケーキは、フランス語で暁を意味する「オーブ」で、丸みを帯びた三角すいの形をしたミルクチョコレートケーキ。13年に準グランプリを受賞して以来の入賞といい、「自分が素敵だと思う形に仕上げた。グランプリはずっと取りたいと思っていたのでうれしい」と話していた。
観光土産品となる焼き菓子をつくる土産品部門の藤井さんはイカを使った「ピリカラカラマール」。ローストしたイカを砕き、パイ生地に織り交ぜてつくったスティック状の菓子で、「函館といったらイカですが、お菓子の素材としては難しい。ビールのつまみにも合います」と話していた。
マジパン細工を競うジュニア部門は、市内の専門学校生らも参加。永川さんはテディベアをつくるサンタクロースの人形が乗ったケーキを仕上げ、「仕事後の時間を使い、製作期間が短い中で大変でした」と話していた。
はこだてグルメサーカス会場で行われた表彰式で武藤審査委員長は「これからも経験を積んで、全国で通用する函館から発信してほしい」と総評した。
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