「大間凍結」へ来月決起集会 函館市町連
update 2015/9/5 10:12
函館市の182町会でつくる函館市町会連合会(新谷則会長)は10月21日、市亀田福祉センター(美原1)で、大間原発建設凍結・函館市民総決起集会を開く。市が国と電源開発(東京)を相手に起こしている大間原発(青森県大間町)建設差し止め訴訟を担当する海渡雄一弁護士を招いた講演などで、市民に大間原発の危険性を説明し、建設凍結の必要性を訴えていく。
昨年12月から今年3月までの間、原発建設凍結に向けて14万6184筆を集めた署名活動の成果を風化させないようにと決起集会を企画。10月23日の住民訴訟(函館地裁)の口頭弁論の前に開き、市民の関心を高める狙いもある。
集会は3部構成で行われ、大間原発から函館市までの距離が最短23キロと近く、世界で初めてフルMOX燃料を全炉心で使用することや、周辺で活断層の存在が指摘されていることを説明し、建設凍結を強く訴えていく。
第1部は「福島からのメッセージ」と題し、福島第1原発事故による安心、安全神話の崩壊をテーマにした映像を放映。事故の悲惨さを訴えた詩の朗読も行う。第2部では海渡弁護士が「大間原発建設差し止め訴訟の現場から」と題して講演。同訴訟の状況や、過去に携わった訴訟の事例を紹介する。第3部では建設凍結を訴える声明文を発表する。
新谷会長(80)は「署名活動で集まった市民の原発凍結への思いを風化させないように、大間原発の危険性に警鐘を鳴らす機会にしたい」と話している。
決起集会は午後6時から。参加無料。定員500人。ヤマダ電機(美原2)屋外駐車場(奥側)が利用可能。問い合わせは市町連(TEL0138・22・0180)へ。
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