はこだて検定 申し込み出足好調
update 2015/9/3 10:17
8月3日に受け付けを始めたご当地検定「第10回函館歴史文化観光検定(通称・はこだて検定)の申し込みの出足が好調だ。同31日時点の申込者数は、前年同期比で41・5%増加。上級合格者のメンバーが開く無料相談会には、昨年を上回る市民が訪れているほか、今年初めて開いた検定用の講座には、ほぼ定員となる25人が参加し、関心の高さをうかがわせている。
同検定を主催する函館商工会議所によると、8月末時点の申込者数は92人。特に初級は、前年同時期の44人に対し、今年は71人と高い伸びを示している。昨年の最終申込者数は、初級と上級合わせて363人。
上級合格者の有志でつくる「はこだて検定合格者の会」(会員8人)による無料相談会は、昨年から実施。前年は8〜10月の全17回で33人が利用したのに対し、今年は8月の8回で既に26人が訪れた。同会の中尾仁彦さん(72)は、「昨年に比べて、上級の受験者の相談が増えた。出題傾向や学習方法を伝え、バックアップしたい」と話す。
一方、まちづくり五稜郭(久保一夫社長)は8月21日から、「イカせる!はこだて検定講座」を開講。全7回の講座で、上級合格者が講師を務め、地理や自然などテーマごとに講義している。歴史に興味があって参加したという市内の主婦(66)は「知識がどんどん深まり、おもしろいです」と話していた。
同会議所の竹内正幸企画情報課長は、「北海道新幹線開業をきっかけとして、函館をPRしようと勉強する市民が潜在的に増えている」と分析。「今年は節目の10回目でもあるので、400人の受験者が集まれば」と期待を寄せている。
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