エコフェスタにぎわう
update 2015/8/30 10:26
資源の有効活用や環境問題を考える「はこだてエコフェスタ2015」(実行委主催、函館新聞社など後援)が29日、緑の島で開かれた。リサイクル品の販売や身近な生活から環境問題を学ぶコーナーなどが設けられ、家族連れでにぎわった。今回、初の試みとして、イベントで使用する電力をすべて電気自動車(EV)8台でまかない、環境負荷の軽減を図った。
EVは昨年まで使用していた発電機に代わり、函館中央三菱自動車販売がプラグインハイブリッドEVを含む7台を提供し、市環境部所有の1台と合わせて各ブースの脇に配置。車載のバッテリーから取り出した電力は、音響設備や省エネ型の自動販売機などにつなげられた。同社の力石嘉孝さんは「EVは移動電源車としての役割を果たすことができる。自動車の考え方を変えるきっかけになってほしい」と話していた。
会場では、衣類や雑貨を販売するフリーマーケットやリサイクル自転車の抽選会、環境をテーマにしたものづくり、すごろくなどのゲームコーナーなどが設けられた。
環境に配慮した取り組みを進める企業出展のうち、市内吉川町の「ファイヤーワールド函館」を営む佐々木総業(厚沢部町)はまきストーブやペレットストーブを展示。佐々木俊司代表は「震災後、停電時にも使用できるまきストーブに関心が高まっている。オール電化やガスの住宅でも、まきストーブを併用することで暖房効率を上げることができる」と話していた。
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