ブランド強化へキュウリ共選、JA新はこだてが新施設
update 2015/8/25 10:32
【北斗】JA新はこだて(畠山良一組合長)はキュウリ共同選別施設を北斗市中野通306に新設し、24日、現地で操業安全祈願祭を行った。道内のキュウリ産地で初となるFGフィルムという小袋詰めができる「ピロー包装機械」を導入、消費地ニーズに的確に対応する。
国と市の補助金を活用し、事業費は1億740万円。昨年11月に着工、今年3月に完成・引き渡された。カメラ形状選別により日量11・2dを処理し、箱詰めする。別にピロー包装機械は1日1dを扱う。24日午後に試験稼働、25日から本格稼働する。
同JA大野基幹支店によると、上磯地区を中心に抑制キュウリを作付け、今年は11月上旬まで580dの出荷を見込む。2014年度の作付実績は10・5f、販売高1億9000万円。
式典には、約35人が参加。畠山組合長は「最新のキュウリ共選施設が完成した。面積を増やし、有効に活用したい」とあいさつ。高谷寿峰市長は「キュウリの一大産地を目指して努力を」と励ました。長尾信秀道議も祝辞を述べた。
畠山組合長や高谷市長ら5人が起動スイッチを押すセレモニーもあった。最後に、市野菜生産出荷組合きゅうり部会の西村孝夫部会長が「キュウリの出荷シーズンを迎えた。今年は天候に恵まれて生育は順調。新たな機械で全国の消費地へ出荷できることを楽しみにしている。ブランド力の強化へ努力したい」と決意を話した。
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