前田さん連覇、道南竜将戦

update 2015/8/24 10:25


 渡島、桧山のアマチュアが日ごろの修練の成果を発揮して競う「第19回道南竜将戦」「第9回道南小学生竜将戦」(函館新聞社、日本将棋連盟函館中央支部主催)が23日、函館新聞社で開かれた。「道南竜将」の称号が与えられる有段者の部は、函館市の会社員前田貫さん(42、アマ4段)が2連覇を達成した。無段者の部は函館工業高校3年の佐々木猛君が優勝し「日本将棋連盟初段免状」を獲得した。小学生戦は函館柏野小4年の影悠希君が今大会初優勝を飾った。

 有段者の部は10人、無段者の部は12人、小学生は11人が出場。一般は予選後、トーナメントで争い、小学生は4回戦のポイント式で争った。

 前田さんは学生時代に腕を上げてきたが、最近は仕事の都合で将棋センターなどには行けず、家でインターネット対局で勝負勘をつけてきた。若い世代と顔を合わせての戦いを制し、「どの局面も難しく、厳しい1日だった。また来年も優勝を狙いたい」と話した。

 佐々木君は中学生時代まで将棋を習い2段並みの力を付けていた。高校では部活の関係で一時離れていたが、高校最後の年に挑戦し、見事に初段免状を獲得。「緊張せず自分の力を出し切れたことが良かった」と振り返る。

 影君は小学1年から将棋を始めた。この日は唯一全勝しての栄冠。「最後の対局はきつかったけど、ここで勝って喜びたかった」と満面の笑顔を見せた。

 各部の結果は次の通り。(敬称略)

 ▽有段者の部=@前田貫A野田省吾B斉藤航輔▽無段者の部@佐々木猛A伏見和真B小林拓也▽小学生竜将棋戦=@影悠希A山本隆悟B山本然C庄山航生D三浦理彦

提供 - 函館新聞社

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