函館博物館、アイヌ特別展好評
update 2015/8/13 10:26
1875(明治8)年の千島樺太交換条約締結により、強制移住させられた樺太、千島の両アイヌ民族の関連資料を展示する特別展「千島樺太交換条約とアイヌ」が、市立函館博物館(青柳町17)で30日まで開かれている。連日多くの入館者が訪れており、同館学芸員の大矢京右さんは「アイヌへの関心が高まっている中、歴史に着目した本展は全国的にも珍しい」とアピールする。
同条約締結から今年で140年目を迎えることをから、明治政府によって同化政策を強いられた樺太、千島の両アイヌの歴史を広く知ってもらおうと企画。7月11日から開催しており、民族研究者や市・道外から多くの人が来館している。
展示は条約締結時、樺太、千島アイヌの全3章に区別して実施。衣服や民具のほか、強制移住の際に撮影した写真や文書資料など170点が並ぶ。中でも、開拓使大判官だった松本十郎が、樺太アイヌの移住策を見直すよう上申した際に提出した書類など、アイヌに関わった人々をくまなく紹介。
毎週土、日曜日は、公立はこだて未来大と協力し、地図に映像を映し出す「プロジェクションマッピング」も開いている。 入館料は一般400円、大学・高校生200円、市内の学校に通う小・中学生は無料。休館日は毎週月曜日。問い合わせは同館(電話0138・23・5480)へ。
その他の新着ニュース
- Xマスイブに幼児保護した大木さん 家族の安心と幸せもお届け...2015/12/31
- そばやうどん、おせち フル回転で用意...2015/12/31
- ペットも年末慌ただしく...2015/12/31
- 函館の元日は曇り...2015/12/31
- 新幹線開業記念福袋、2016万円の住宅も...2015/12/30
- 年の瀬、市場活気...2015/12/30
- 千歳町電停付近で市電が脱線...2015/12/30
- 正月用餅作りがピーク...2015/12/30
- ラ・サール初戦敗退、全国高校ラグビー...2015/12/29
- 高校ラグビー ラ・サール善戦、OBら全国から500人...2015/12/29
- 年末年始 事故、犯罪に注意を...2015/12/29
- 道南の官公庁で仕事納め ...2015/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。