大妻高書道部松本さん、高野山競書大会で金剛峯寺賞
update 2015/8/7 10:26
函館大妻高校普通科3年で書道部部長の松本花奈さん(18)が、第50回記念高野山競書大会(高野山総本山金剛峯寺主催)で「金剛峯寺賞」に輝いた。今月1日には和歌山県の同寺で行われた表彰式に出席。高野山開創1200年の節目の受賞に、松本さんは「まさか受賞できるとは」と会心の笑みを浮かべる。
同大会は、弘法大師空海ゆかりの高野山で年に1回開催される。今回の応募総数は全国の5万607人から12万639点。最高賞の弘法大師賞から数えて5番目の同賞は、全国で一般41人、学生68人が獲得した。
松本さんは小学1年から書道を始め、現在は毛筆6段の腕前。同大会には入部後から挑戦し、1年のときに総長賞、2年では前年を上回る管長賞と、結果を残してきた。
今回の題材は、中国・北魏時代の書「賀蘭汗造(がらんかんぞう)像記」から4文字を抜き出した「賀蘭汗造」。入部後は柔らかい線が特徴の隷(れい)書を中心に筆を握ってきたが、松前町で毎年開催されている「書道パフォーマンス」に参加したことで、力強く筆を運ぶ楷書の魅力を体感。大会に向けて昨年12月から、部活動で2時間半、部活動に出られない日も自宅で3時間に及ぶ特訓を経て、楷(かい)書や隷書、行書などさまざまな書体の作品10点を仕上げ、提出した。6月上旬に結果が分かった。
松本さんは「『蘭』が大きく、『造』が小さくなりがち。全体のバランスを考えてしたためた」と制作を振り返る一方で、「得意の隷書ではなく、楷書が受賞するとは思わなかった」と驚きの声を上げる。
今月19日には高文連の秋季大会を控えており、「3年間の集大成を披露し、3年連続の全道大会進出が目標」と松本さん。書道部顧問の木下文広教諭は「今後も書を通して自分磨きに励んでほしい」と期待を寄せている。
その他の新着ニュース
- Xマスイブに幼児保護した大木さん 家族の安心と幸せもお届け...2015/12/31
- そばやうどん、おせち フル回転で用意...2015/12/31
- ペットも年末慌ただしく...2015/12/31
- 函館の元日は曇り...2015/12/31
- 新幹線開業記念福袋、2016万円の住宅も...2015/12/30
- 年の瀬、市場活気...2015/12/30
- 千歳町電停付近で市電が脱線...2015/12/30
- 正月用餅作りがピーク...2015/12/30
- ラ・サール初戦敗退、全国高校ラグビー...2015/12/29
- 高校ラグビー ラ・サール善戦、OBら全国から500人...2015/12/29
- 年末年始 事故、犯罪に注意を...2015/12/29
- 道南の官公庁で仕事納め ...2015/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。