吉田食品社長 工芸菓子最優秀技術賞…全菓研連コンテスト
update 2015/7/23 10:18
函館市高盛町の菓子製造業吉田食品の吉田貴之社長(43)がこのほど、愛知県内で開かれた全国菓子研究団体連合会(全菓研連)の第6回技術コンテスト工芸菓子部門で、グランプリに次ぐ最優秀技術賞を受賞した。テーマは「秋の野」で、砂糖や餅などを使用してつくったリンドウやノコンギクの花をあしらい紅葉を表現した。繊細な色合いや葉の形など、細部にもこだわり、おもむき豊かな作品が評価された。
吉田さんは2013年から3年連続で全菓研連のコンテストに参加。今年は工芸菓子部門に約40点の出品があり、来場者の投票でグランプリ1点、最優秀技術賞2点などの受賞作品が決まった。受賞は3年連続で、今年2月には「全日本和菓子品評会」でも第2位に当たる最高大賞を受賞した。吉田さんは「グランプリ狙いでしたが、そう簡単には受賞できなかった」と悔しさをにじませる。
今回の作品は「空間を意識しながら光や風が感じられる作品をつくりたい」と3カ月ほど前から構図やデザインをスケッチするなど作品アイデアを練り、実際の制作作業には約3週間を掛けた。連日、業務の終了後に深夜まで作品づくりに取り組んだ。
淡い青色のリンドウの花や白く愛らしいキクの花は、つぼみのままであったり開き方にも違いがある。赤く色づいたツタの葉も紅葉の進み方が違うように色合いを工夫したり、葉には虫が食べたような跡があるなど、細部こだわった作品に仕上げた。
同社は来年1月に市内西桔梗町に新店舗を開設を予定。工芸菓子の世界を広く知ってもらおうと、店舗内に展示スペースを設ける計画だ。吉田さんは「季節が感じられるように定期的に作品を入れ替えていきたい。『吉田作品はこうだよね』と言われるような、自分の世界観や構図を確立を目指して取り組んでいきたい」と話した。
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