夏の夜空焦がす3000発 函館港花火大会

update 2015/7/20 10:15


 函館新聞社主催の第19回函館港花火大会が19日夜、函館市内の函館港豊川ふ頭を主会場に開かれた。緑の島や海上から打ち上げた約3000発の彩り豊かな花火が夜空に舞い、大勢の観客を魅了した。

 同社の創刊と「海の日」の制定を記念して1997年から毎年開催している花火大会。函館・道南の夏を告げる風物詩として親しまれている。

 「悠久の美」「幽玄の美」の2部構成で、スターマイン(速射連発花火)、水中花火など音楽と融合した全14プログラムの幻想的な光りと音のショーが繰り広げられた。

 冒頭、同社の小笠原金哉社長が「来年3月には北海道新幹線が開業し、道南にとっては転機の年となる。地元の話題を報道する地方紙としての役割を果たす」と開会宣言。続いて観客のカウントダウンに合わせ、コンピューター制御によるワイドスターマイン「悠久の美」でスタート。6〜10号の大玉花火を順に打ち上げる「大輪菊」、水中花火と大玉花火が競演した「初夏の彩り」、GLAYの曲のメドレーにのせて打ち上げた型物花火「はなびコレクション」、北海道新幹線開業を祝う創作ワイドスターマイン「旅の先へ」など音と光が織りなす夜空のステージが繰り広げられ、客席からは何度も歓声が上がった。

 大会には約4万人(主催者発表)の観客が来場。大会の様子は「FMいるか」やニューメディア函館センター(NCV)が実況生中継した。

提供 - 函館新聞社

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