中国東方航空 上海周辺からの定期路線検討

update 2015/7/18 10:29


 中国からの観光客誘致のため、現地を訪問していた函館市の官民トップによる訪問団が17日、帰函した。中国東方航空(上海)が上海周辺都市の空港と函館を結ぶ定期路線の開設に前向きな姿勢を示したほか、既に国際定期路線が就航している北京、天津の航空2社も函館線の拡充を検討していることが明らかになった。

 訪問団は市や市議会、経済界で構成。13日から北京、天津、上海で航空会社などを訪問した。工藤寿樹市長は18日の帰函を予定している。

 中国東方航空の路線開設計画について、佐古一夫市議会議長は「上海の空港からの新規路線開設は困難だという話だったが、周辺都市と函館の路線を検討し、この秋にも具体化するという話だった」と明かした。北京線を開設したばかりの中国国際航空は将来のデイリー化を検討しているほか、天津航空は天津以外の空港と函館間の新規路線開設を検討しているという。

 航空3社ともに函館の食や景観といった観光資源や札幌間の周遊ルートに関心を示した。一方で、佐古議長は「北海道の知名度はあるが函館はまだ低い。中国でのPR強化を求められた」と述べた。市は今後、中国東方航空や旅行会社関係者を函館に招くほか、映画を通じたPR方法を検討する方針。

提供 - 函館新聞社

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