東出さんのあか牛日本一

update 2015/7/17 10:12


 【木古内】日本一の食用赤毛和牛を決める「第4回あか毛和牛認定農場枝肉共励会」(全日本あか毛和牛協会主催)が9日に東京で開かれ、木古内町鶴岡の東出農場代表・東出雅史さん(49)の育てた牛が優勝となる特別奨励牛に選ばれた。道南からの優勝者は初めてで、東出さんは「驚きとうれしさで胸が高鳴った」と喜びをかみしめていた。

 共励会は、全国の赤毛和牛の品質改善と生産技術の向上などを目的に毎年開催。今回は北海道から熊本まで各地の肉用牛農家ら28人が出場した。

 肉の品質などを評価する日本食肉格付協会の基準を参考に、主催者側が赤身と脂身のバランス良く入った枝肉を審査。赤毛和牛が市場に出回る生後24〜27カ月前後を対象とした。

 東出さんが赤毛和牛の育成に着手したのは約8年前。以前は別の牛を十数年飼育していたが、地元特産のブランド牛「はこだて和牛」を仲間と一緒にさらに普及させようと方向転換した。現在は牛舎5棟に繁殖牛と肥育牛約250頭を飼育。長男の雄太さんと二人三脚で徹底した健康管理を続け、北海道大会では過去5回の優勝を果たすほどの腕前になった。

 初めての全国大会優勝に、東出さんは「日ごろの懸命な管理が評価されたようで感無量。これを機に、地元の人や観光客にたくさん食べていただき、赤毛和牛の良さを感じてもらいたい」と笑顔を見せた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです