ご先祖さま 安らかに 市内などで迎え盆
update 2015/7/14 10:27
お盆を迎えた13日、函館市内の墓地や寺院には、朝から花や供物を手に墓参りをする市民らの姿がみられた。
市内(一部地区を除く)では、一般的な旧盆より1カ月早い7月にお盆を迎える風習がある。
この日は朝から蒸し暑い中、市営住吉町共同墓地などに市民らが訪れた。汗を流しながら墓石を丁寧に水洗いした後、僧侶に読経をお願いし、無事にお盆を迎え入れた。近くに立つ浄土宗地蔵堂の開米隆成(かいまいりゅうせい)住職によると、立待岬周辺の同墓地には約4000基の墓が立つという。
親子2人で墓参りに訪れた時任町の女性(83歳)は線香の煙が静かにくゆる中、神妙な表情で墓前に手を合わせていた。「お盆は、普段会えない親戚が訪ねてきて思い出話ができる良い季節。今年も無事に供養を終えられてよかった」と話した。
提供 - 函館新聞社
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