野外劇18日開幕 本番に向け練習に熱

update 2015/7/12 10:28


 18日開幕する市民創作函館野外劇の公演に向け、出演者が仕上げのけいこに励んでいる。例年舞台として使用している国の特別史跡・五稜郭跡は、崩落した堀の石垣修復工事が行われているため、五稜郭タワーアトリウムなどに舞台を移して、8月16日まで計11日間上演する。


 28回目の今回、初めて五稜郭の堀以外で開催。函館の歴史絵巻を上演する基本的なストーリーに変更はないが、75分間の上演時間を40分程度に短縮。1日2回公演とした。

 舞台は同アトリウムのほか、50bほど離れた屋外の五稜郭公園一ノ橋付近広場も活用。前半をアトリウムで繰り広げ、見どころの一つとなっている箱館戦争のシ—ンから屋外へ移り上演する。

 今回の公演は、長年野外劇にかかわったキャストやスタッフによる実行委員会が主催し、投げ銭方式の募金公演とする。劇には100〜150人が出演する。

 3月上旬にキャストのオーディションを行い、配役を決定。6月上旬の総決起集会で士気を高め、けいこを重ねてきた。16、17日の夜、ゲネプロ(総合練習)を行い本番を迎える。

 実行委の三井大樹委員長(54)は「今までと異なり初めての試みばかりだが、皆で力を合わせてここまできた。楽しみ」と話す。

 18日以降の公演日は19、20、25、26日、8月1、2、8、9、15、16日。上演時間は午後2時からと同3時半から。

 問い合わせはNPO法人市民創作「函館野外劇」の会(TEL0138・56・8601)へ。

提供 - 函館新聞社

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