青函コラボ3商品開発、新幹線開業見据え中山薬品商会

update 2015/7/11 10:27


 来年3月の北海道新幹線開業を見据え、食品製造業の中山薬品商会(函館市万代町、中山一郎社長)が「海峡ふりかけ」など函館と青森の長所を融合した3商品を開発した。「海峡塩」と「海峡塩胡椒(こしょう)」と併せ、21日に発売する。

 中山社長と、はとや製菓(青森市)の安保照子社長が、2013年9月に同市で開かれた「第2回パートナーシップ構築懇談会」(函館・青森両商工会議所主催)で出会ったことがきっかけ。青函による経済連携として新商品の開発に挑んだ。青函連携の商品は、04年に発売した青森産リンゴ果汁を使った「がごめ黒酢」以来という。

 3商品とも函館産ガゴメコンブを使い、ふりかけは青森産ゴボウと陸奥湾ホタテのフリーズドライをはとや製菓から仕入れて商品化。滋味に富んでおり、ご飯はもちろん、豆腐やおひたし、温野菜、サラダに振りかけてもおいしい。塩と塩こしょうは、駒嶺商店(風間浦村)が製造する塩を使う。津軽海峡の海底からくみ上げた海水を青森産のまきで炊き上げて作っており、優しい味が特徴。天ぷらや刺し身のつけ塩、ごま油と混ぜてドレッシングとして使える。

 いずれも30c入り540円。函館の土産店などに置く予定で、中山薬品商会の今川雅己工場長は「新幹線開業に向け、新商品で青函両地域を盛り上げていきたい。青森でも販売できれば」と話す。問い合わせは同社(TEL0138・40・6275)へ。

提供 - 函館新聞社

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