大川団地 19年度から整備

update 2015/7/10 13:51


 函館市議会第2回定例会は9日、2氏が個人質問を行った。市都市建設部は、来年3月で廃校となる大川中学校(大川町12)の跡地に建設を予定している市営住宅「大川団地」(仮称)について、19年度から22年度までの4年間で、毎年1棟48戸、計4棟192戸を整備すると報告した。

 工藤恵美氏(市政クラブ)の質問に答えた。

 同団地は、市教委の学校再編計画により桐花中、五稜中との統合で廃校が決まった大川中敷地(約1万8000平方b)の一部を活用。公営住宅等長寿命化計画(13〜22年度)において、現在地での建て替えを計画していた松川(3棟72戸)と田家B(10棟、58戸)の両団地を統合し、大川中跡地を活用して建て替えを進める。

 同計画ではまた、中道2丁目団地(34棟、142戸)、港3丁目改良団地(5棟48戸)の一部用途廃止も決められており、各団地の解体時期は早くても21年度から3年程度としている。

 同部は、用途廃止に伴う大川団地への住み替えを希望する世帯戸数を松川52戸、田家B43戸、中道2丁目68戸、港3丁目改良団地で29戸と想定。工藤氏は「住み替えにより、子どもや障害のある入居者の生活に不自由を与えるなど影響はないのか」と述べ、同部の内藤敏男部長は「転校など通常の転居に伴う手続きは生じるが、入居者の個々の事情に応じて、他の団地への住み替え先のあっせんなども含め、丁寧な対応に努めたい」と答えた。

 一般質問は工藤氏と荒木明美氏(無所属)が行い、この日で終了した。

提供 - 函館新聞社

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