江差かもめ島で15年ぶりの花火大会

update 2015/7/5 10:23


 【江差】江差かもめ島まつり(江差観光コンベンション協会主催)が4日、町内で開幕した。15年ぶりとなる大花火大会や瓶子岩(へいしいわ)の大しめ縄飾りなどで盛り上がった。

 花火大会は、古里の盛り上げにと若者グループ「江差地域活性化協力隊」の発案で同協会が全面的に協力。企業などの協賛で約2000発を打ち上げ、江差の夜空を照らした。

 今年は、かもめ島厳島神社の創建400周年記念も合わせて企画。地元漁師らが稲わらをより合わせて、長さ30メートル、重さ約500キロのしめ縄をつくり、高さ10メートルの瓶子岩に付け替えた。江差音頭1000人パレードや江差小鼓笛隊なども熱気にあふれた。

 函館市の元教員、瀬川喜彦さん(60)と明美さん(60)夫妻は「しめ縄飾りを見て神々しい気持ちになった。伝統を守り続ける力強さも感じた」。両親と花火大会に来場した町内の山本ひまりちゃん(5)も「オレンジとピンクの花火がきれいだった」と喜んでいた。最終日の5日は午前9時から江差港で小船レースなどが行われる。

提供 - 函館新聞社

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