冬の函館駅前 イルミ拡充へ

update 2015/7/4 10:11


 函館市は、昨年度初めて実施し好評だったJR函館駅前広場のイルミネーション事業を大幅に拡充する。北海道新幹線開業に照準を合わせ、開催期間を1カ月間延長して11月末から来年3月末までの約4カ月間とし、函館の玄関口のにぎわい創出につなげる。市は電飾のデザインや配置、設置などを手がける事業者の公募を開始。市観光推進課は「冬の函館観光を印象づける提案を期待している」としている。  昨年度のイルミネーション事業は、市などでつくるはこだて冬フェスティバル実行委が主催する「はこだてイルミネーション」の一環として、駅前から開港通り、二十間坂などに電飾を飾り、昨年11月末から今年2月末まで実施した。

 駅前広場には、駅舎から国道に向かってアーチ状の電飾を10基設置したほか、花壇には球状の電飾などを設置。同課は「暗かった駅前が明るくなり、写真を撮影する市民や観光客も多く、好評だった」とする。

 本年度は、同実行委の事業と切り離して事業者を公募。デザインや設計、施工などを委託する。はこだてクリスマスファンタジーなど市内で冬のイベントが始まる11月28日にスタートし、新幹線開業後の来函者にも楽しんでもらうため、来年3月末まで延長する。また、昨年度は白色のシンプルな電飾を使用したが、本年度は色の変化などの工夫を求める。

 今月21日まで参加を受け付け、8月7日まで提案書など応募書類を提出。同月下旬までに書類審査、プレゼンテーション審査を実施する。委託料上限額は4860万円。募集要項は市のホームページで公開。問い合わせは同課(電話0138・21・3396)へ。

提供 - 函館新聞社

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