市内 七夕準備進む

update 2015/7/4 10:10


 函館市高丘町内の子どもたちが3日、七夕の前夜祭として同町内の函館厚生院の施設を訪れた。浴衣姿で元気に歌を披露し、施設利用者と一緒にひと足早い七夕を楽しんだ。

 高丘小学校評議員の鈴木律子さん(82)が代表を務め、子どもたちが手作りのちょうちんを持って歌いながら町内を回る「高丘なかよし子ども会」として1979年から行っている恒例行事。2010年に同こども会は解散したが、施設からの要望を受け「この指とまれ会」と名前を変えて活動を続けている。

 この日は児童や保護者ら54人が参加。介護老人福祉施設函館百楽園や養護老人ホーム永楽荘、救護施設高丘寮の3施設を訪れ、子どもたちは声を合わせて「ろうそく1本ちょうだいな」と歌い、「たなばたさま」や「幸せなら手をたたこう」など5曲を披露し、利用者らから大きな拍手が送られた。

 高丘小学校6年の山名菜月さん(12)は「6年生最後の七夕で良い思い出ができた。皆さんが喜んでくれてうれしかった」と笑顔。鈴木さんは「子どもたちが施設を訪問するために、真剣に歌の練習に励んでいてくれたことが良かった」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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