ふっくりんこ使用「お米地茶」好評

update 2015/6/24 10:13


 【北斗】JA新はこだて(畠山良一組合長)が、道南ブランド米「ふっくりんこ」を使った玄米茶「新函館農協のお米地茶(こめじちゃ)」を販売して好評だ。4月末の発売から1カ月で750個を売り上げており、今後ペットボトル入りも商品化する。来年3月の北海道新幹線開業を見据え、地元の飲み物として価値を訴求する。

 コメの消費拡大を図るとともに、飲み物としてもふっくりんこを応援してほしい—との願いを込めた。原料には昨年の猛暑の影響で多く発生した未成熟なコメを使った。コメと緑茶のブレンド比率を決めるため、試飲を重ねて開発した。

 比率はコメ6割、静岡産煎茶(せんちゃ)4割とし、コメの風味を最大限に引き出している。熱湯を注ぐと緑茶に近い色で、飲むと口の中いっぱいにコメの豊かな風味が広がる。冷やすと風味がやや失われるが、甘みが出るという。

 ふっくりんこの茶商品は初めてで、新幹線で新函館北斗駅を訪れる観光客にアピールする考え。ペットボトル商品も投入することで、手軽に楽しめる地元茶≠目指す。

 同JA大野基幹支店の田山光幸営農センター長は「副産物を使った商品開発を展開しながら、本来のコメの消費拡大につなげたい」と意気込む。

 ティーバッグ4c×4袋入り120円。あぐりへい屋(東前62)で販売。問い合わせは同店(TEL0138・77・7779)へ。

提供 - 函館新聞社

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