函館市が奈良県五條市と災害時応援協定

update 2015/6/24 10:12


 奈良県五條市の太田好紀市長が23日、函館市役所を訪れ、災害発生時の相互応援協定を締結した。五條市では、南海トラフにおける巨大地震への対応のため、遠隔地の自治体との協定締結を進めており、両市のいずれかで災害が発生した場合、必要な物資機材の提供や職員派遣などの協力を相互に進めていく。

 五條市は柿の名産地で、毎年秋に消費拡大キャンペーンのため、関係者が来函し、昨年の来庁時に函館側に防災面の連携を呼び掛けた。2011年9月に台風に起因する紀伊半島大水害が起き、大規模な土砂災害で死者、行方不明者が出たほか、壊滅的な被害をもたらす巨大地震への警戒を含め、従来、近隣自治体間と結んでいた応援協定を遠隔地に拡大し、函館で18カ所目という。

 一方の函館市は、北斗市、七飯町との2市1町、全国の中核市間との協定はあるが、単独の自治体との締結は初めて。市役所で行われた締結式で工藤寿樹市長は「災害が発生した場合、支援、連携をしていきます」と述べ、協力を約束した。

 太田市長は「南海トラフの地震は今起きてもおかしくない状況にあり、危機管理意識を持っている。紀伊半島全体が被害に遭い、近隣だけでは互いに助けることができない。遠隔地との連携が重要になる」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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