新幹線ジオラマ 道内周遊 開業PR

update 2015/6/23 10:25


 約5万個のブロックを使って北海道新幹線車両「H5系」や道南の名所などを再現したジオラマが、道内を周遊≠オ、開業をアピールしている。これまで、函館市内の百貨店が開く催事や札幌市の開業PRイベントに登場、秋には旭川市に出張する予定で引っ張りだことなっている。

 ジオラマは、3月末にJR函館駅前で開いた開業1年前カウントダウンイベントに合わせて、市などでつくる北海道新幹線開業記念イベント実行委員会が制作。4月上旬に函館市役所の玄関ホールに移設した後、市内百貨店の催事担当者や札幌、旭川市のイベント主催者から、市企画部新幹線開業イベントプロジェクトチームに次々とオファーが寄せられた。

 5月27日から今月4日まで開催したイトーヨーカドー函館店(美原1)の物産展「道南味めぐり」を皮切りに、6、7日は札幌市の「北海道新幹線開業300日前PRイベント」に登場。18日には棒二森屋(若松町)の中元ギフトセンターに場所を移し、同店が企画した「北海道新幹線開業記念応援ギフト」の販売に一役買っている。

 ブロックの組み立てを行うのは、金森赤レンガ倉庫内の遊具体験施設「ブリックラボ」のかたおかしんご店長。棒二森屋での作業は、スタッフ2人が約2時間かけてジオラマを完成させた。かたおか店長は「人物の姿など毎回細部を変え、何度見ても飽きないよう工夫している」と話す。

 同チームは「より多くの函館市民にジオラマを見てもらいたい」として、イベントがない通常時の展示場所を市役所から、市中央図書館へ変更する方針。組み立て時の様子をパネルで紹介する新たな企画も検討しているという。今後、市外では、9月21日から旭川市で始まるグルメイベント「北の恵み食べマルシェ2015」に登場し、開業をPRする予定。

提供 - 函館新聞社


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