中元商戦スタート

update 2015/6/19 10:13


 函館市内で中元商戦が熱を帯び始めた。百貨店や大型スーパーは、続々とギフトセンターをオープン。地元産の商品を豊富に並べ、消費税引き上げ以降、伸び悩む売り上げの回復を目指している。

 棒二森屋(若松町)は18日、ギフトセンター開設に合わせ、出陣式を開いた。岩岡正剛店長が「力を合わせ、道南と青森の連携商品を売り込んで勢いをつけよう」とあいさつ。続いて新入社員が音頭をとり、そろいの法被を着た約60人の従業員が「ガンバロー」を三唱、売り上げ目標の達成を誓った。

 同店は、ギフト商品を約700点用意。新企画の「北海道新幹線開業記念応援ギフト」は、道南の名産品など113点を並べ、売り上げの一部は市新幹線開業記念イベント実行委に寄付する。

 テーオーデパート(梁川町)は12日にギフトセンターを設置し、約700点を紹介。1990円、2990円の低価格で提供する麺類や菓子などが人気だという。

 ダイエー上磯店(北斗市七重浜)は、ひと足早く5月28日から、店内に商品とカタログを並べた。担当者は「売れ筋はメロンやゼリー。2玉1万円のマンゴーなどもお薦め品として紹介したい」としている。

 丸井今井函館店(本町)は24日に会場を設け、約1900点を並べる予定。担当者は「地元産を集めた道南ギフトを展開する。地域の自慢の商品を相手に贈るという需要は年々高まっている」と話す。

 各店では、中元商戦のピーを7月10日前後と見込んでいる。

提供 - 函館新聞社

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