イースト・アイ試験走行

update 2015/6/12 10:01


 2016年3月の北海道新幹線開業に向け、JR北海道などは11日、新函館北斗−新青森間でレールの異常などを調べる検査車両「East i(イースト・アイ)」の試験走行を始めた。白と赤でカラーリングされた車両が青函トンネルを抜け、道内に初めて姿を現した。開業後は新幹線が安全に運行するために活躍する。

 イースト・アイはJR東日本が保有する特殊車両。東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線でレールの検査を行っている。今回の試験走行ではJR北海道が借り受けた。6両編成で、レールや電力系統の状態をセンサーで感知する仕組み。同じ検査車両では東海道・山陽新幹線の「ドクター・イエロー」が有名。

 この日は午前1時50分ごろ、新青森駅を出発。走行しながら軌道や信号、通信設備に支障がないかを確認した。青函トンネル内などでは最高速度140`、木古内からは260`に上げたという。同2時55分ごろ、新函館北斗駅に到着。その後は七飯の総合車両基地でも確認作業を行い、同4時20分に終了した。

 12日は未明に新青森駅に向けて出発する。

提供 - 函館新聞社


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