千代の富士 還暦土俵入り赤い綱展示 横綱記念館

update 2015/6/11 10:07


 【福島】今月1日に60歳の誕生日を迎えた町出身の九重親方(元横綱千代の富士)が、両国国技館(東京)で行った還暦祝いの土俵入りの際に締めた赤い綱が10日、横綱記念館(福島190)にお目見えした。九重親方の姉で同館の副館長小笠原佐登子さんは「赤と白の綱は凛々しく華がある。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。

 土俵入りは5月31日に国技館で行われ、九重親方にとって引退以来24年ぶりだった。還暦を意味する赤色の綱を締め、太刀持ちに白鵬、露払いに日馬富士を従えて、現役時代をほうふつとさせる雲竜型のせり上がりを披露し、館内を沸かせた。還暦土俵入りを行ったのは九重親方で10人目。

 当初は6月中旬からの展示を予定していたが、ファンからの問い合わせが多く、九重親方の「応援してくれる人たちに1日でも早く見てもらいたい」という意向もあり、到着後すぐに展示した。赤い綱に加え、白鵬、日馬富士が着用した白の綱も飾られていることから、初日から多くの来場者が記念撮影をしていた。6月下旬からは還暦土俵入りの際に使用された化粧回しも加わり、同館の見応えもさらに増す。

 今季の営業は11月15日までで、開館時間は午前9時から午後5時。入館料は一般500円、高校生以下250円。団体割引あり。

提供 - 函館新聞社

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